【粋な江戸っ子の秘訣】驚きの江戸時代のオーラルケア事情!

【粋な江戸っ子の秘訣】驚きの江戸時代のオーラルケア事情!

現代では当たり前の歯磨き習慣。実は、これが庶民に広く根付いたのは「江戸時代」なんです!当時の人々の口の健康を守るための工夫や、ちょっと驚きの治療法について


毎日磨いてた? 江戸っ子の「房楊枝(ふさようじ)」

江戸時代、白い歯は「粋(いき)」の象徴とされ、オーラルケアは大切なエチケットでした。彼らが使っていた歯ブラシが「房楊枝」です。

これは、ヤナギやクロモジといった木の小枝の一端を叩いて**房状(ブラシ状)**にしたもの。さらに驚くことに、房楊枝は一本で三役をこなす優れものでした。

  1. 房状の部分:歯ブラシとして使用。

  2. 尖った部分:爪楊枝として使用。

  3. 中央のヘラ状の部分:舌苔(ぜったい)を取る舌ブラシとして使用。

まさにエコで万能なセルフケアアイテムだったのです。

江戸ブーム! 多彩な「歯みがき粉」

房楊枝とともに普及したのが、粉状の歯みがき粉です。

当初は焼き塩や焼いた米ぬかなどが使われていましたが、江戸時代には「房州砂(陶土の微細な粒子)」に、龍脳(りゅうのう)や丁字(ちょうじ)などの香料・薬効成分を加えた商品が次々と登場。朝、街中を「おはよう、おはよう」と歯みがき粉売りが売り歩くのが名物になるほど大人気でした。

ただし、当時の歯みがき粉は粒子が粗いものが多く、中にはエナメル質を削ってしまう粗悪品もあったようです。それでも、白い歯を目指して多くの人が愛用していました。

虫歯対策とお歯黒の意外な効用

甘いものが増えたことで虫歯に悩む人も多く、特に将軍家など上流階級では虫歯が多いという記録もあります。

庶民の歯の治療は、現代のように削って詰めるという方法は確立されておらず、痛む歯は抜くのが主流でした。街頭で芸を披露しながら、麻酔なしで歯を抜く「歯抜師(はぬきし)」が活躍していたというから、その痛みは想像を絶します。裕福な層は「口中医」と呼ばれる専門医に診てもらうこともありましたが、庶民は「苦しいときの神頼み」でおまじないに頼ることもあったようです。

一方、女性の間で行われた「お歯黒(おはぐろ)」は、単なる風習と思われがちですが、鉄を主成分とする染料を塗ることで、虫歯予防の効果もあったと言われています。

まとめ

江戸時代の人々は、現代の私たちと比べても遜色のない高い意識で口腔の健康を保とうとしていました。房楊枝や歯みがき粉の発達、そして「粋」を重んじる文化が、日本のオーラルケアの礎を築いたと言えるでしょう。

彼らの知恵と工夫は、サステナブルな視点からも改めて見直す価値がありそうです。



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