むし歯ゼロ時代に起きている別問題
むし歯ゼロは達成した家庭が増えた今、次に
• なぜ歯並びが悪くなるのか
• 顎が小さいのは遺伝?生活習慣?
• 早期にできる対策は?
• 食事・姿勢・呼吸との関係は?
• 矯正は必要?いつ
① むし歯ゼロの時代に起きている新問題
むし歯が大きく減少した今、日本の子どもたちの口の中では新しい変化が起きています。文部科学省の調査でも、むし歯のない児童生徒の割合は過去最高を更新し続けています。
一方で、「歯並びが悪い」「噛みにくい」「口がぽかんと開く」といった相談は増加しており、むし歯ゼロの時代だからこそ見えてきた“次の課題”が浮き彫りになっています。
背景には、食生活の変化による咀嚼回数の減少、柔らかい食品の増加、長時間のスマホ姿勢、口呼吸の習慣など、顎の成長を妨げる生活要因が複雑に絡んでいます。顎が十分に発達しないと歯が並ぶスペースが足りず、結果として歯列不正や噛み合わせの問題が起こりやすくなります。むし歯が減ったことは大きな成果ですが、口腔の健康は「歯があるかどうか」だけでは語れません。
噛む力、呼吸、姿勢、舌の動きなど、全身の発達と密接に結びついています。これからの予防歯科は、むし歯ゼロをゴールにするのではなく、子どもたちが一生自分の歯で食べ、健やかに成長できる“口腔機能の育ち”を守ることが中心になります。家庭での食習慣や生活リズムが未来の口の健康を左右する時代に入り、親子で取り組む予防の価値がますます高まっています。
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