「唇が乾くのはなぜ?歯科医師が教える、口の乾燥を放置しないほうがいい理由」
唇が乾くと、「水分が足りないのかな」「暑いから仕方ない」と考えてしまう人も多いと思います。
もちろん、暑い季節の発汗や水分不足、エアコンによる乾燥など、唇が乾く原因はいくつもあります。
しかし、歯科医師としてお伝えしたいのは、唇の乾燥だけを見て終わらせないことです。
唇が乾いているときは、口の中も乾燥していることがあります。
口の中が乾く「口腔乾燥」は、唾液の量が少なくなったり、口呼吸が続いたりすることで起こります。唾液には、口の中を洗い流したり、細菌の増殖を抑えたり、歯や粘膜を守ったりする大切な働きがあります。
そのため、口の乾燥が続くと、口臭やむし歯、歯ぐきのトラブルなどにつながる可能性があります。
特に注意したいのが、「最近、唇がよく乾く」「口の中がネバネバする」「水やお茶を頻繁に飲みたくなる」といった変化が続いている場合です。
単なる季節の乾燥だと思っていたものが、実は口の中の環境の変化を知らせるサインかもしれません。
まずできることは、こまめな水分補給、口呼吸を避けること、室内の乾燥を防ぐこと。そして、口の乾燥が長く続く場合や、むし歯・歯ぐきの出血・口臭などが気になる場合は、歯科医院で相談してみましょう。
唇は小さな変化が表れやすい場所です。
「唇が乾くだけ」と片づけず、唇と口の中をセットで見る。
これだけでも、自分の口の健康状態に気づくきっかけになります。
歯科医師としては、症状が強くなってからではなく、「いつもと違う」と感じた段階で口の状態を確認することをおすすめします。
コメント
コメントを投稿