朝起きたとき、口がネバネバするのはなぜ?歯科医師が考える「朝の口」の正体
朝、目が覚めて口の中がネバネバしている。
水を飲めば少し楽になるけれど、なんとなく口の中が気持ち悪い。
そんな経験はありませんか。
「寝ている間に歯を磨いていないからだろう」と思うかもしれません。
でも、40年歯科医師をしてきた私からすると、朝の口のネバネバを、単純に「歯磨き不足」だけで片づけるのは少し違います。
大きく関係しているのが唾液です。
唾液には、口の中を洗い流したり、歯や粘膜を守ったりする働きがあります。ところが、口の中が乾燥すると、唾液による洗浄作用も十分に働きにくくなります。厚生労働省の資料でも、口腔乾燥には水分不足や唾液分泌量の減少などが関係するとされています。
さらに、寝ている間に口が開いていたり、口呼吸になっていたりすると、口の中は乾きやすくなります。口腔乾燥を助長する要因として口呼吸や開口状態が挙げられています。
だから朝のネバネバは、
「歯を磨いていないから」
だけではなく、
「寝ている間に口の環境が変化した結果」
として考えることも大切です。
では、朝の口のネバネバをそのままにしておいていいのでしょうか。
私は、まず朝起きたときの口の状態を観察してほしいと思っています。
舌が乾いている。
口の中がネバつく。
口臭が気になる。
水を飲まないと口の中がすっきりしない。
こうした変化が毎日のように続くなら、一度、自分の口の中を見直してみる価値があります。
朝の口は、寝ている間の口の環境を教えてくれる小さなサインかもしれません。
歯磨きだけを見るのではなく、唾液、乾燥、口呼吸、そして口の中の汚れまで含めて考える。
これが、私が歯科医師として40年の臨床で感じてきた「朝の口」の見方です。
さらに、なぜ朝になると口がネバネバするのか、唾液と口の中の細菌がどう関係しているのかについては、もう一段深く掘り下げて「歯華家365」で解説します。
👉 歯科医師が考える「朝の口」の正体を、もう少し詳しく知りたい方はこちらへ。
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