熱で3日間寝込んで気づいたこと。体調が悪いとき、口の中で起きていること
熱が出て、3日間寝込んでしまいました。
普段は当たり前にできていることも、体調が悪くなると難しくなります。食事をすること、水分を取ること、そして歯を磨くこと。元気なときには気にも留めない習慣が、急に負担に感じられるものです。
歯科医師として長年、口の健康と向き合ってきましたが、今回あらためて感じたのは、全身の体調と口の中は深くつながっているということでした。
熱が出たとき、口の中にも変化が起きる
発熱時には汗をかいたり、食事や水分の摂取量が減ったりして、体の水分が不足しやすくなります。口の中が乾燥すると、唾液の働きも十分に発揮されにくくなります。
唾液には、口の中を潤し、食べかすを洗い流し、細菌の増殖や酸による歯への影響を抑える働きがあります。
そのため、体調不良で口が乾きやすいときは、いつも以上に口の中をいたわりたいところです。
歯磨きがつらい日は、無理をしない
高熱や強いだるさがあると、いつもどおりに歯磨きをするのも大変です。
そんなときは、まず水分を少しずつ補給し、できる範囲で口の中を清潔に保つことを考えましょう。歯磨きができそうなら、力を入れずにやさしく磨きます。難しい場合は、体調に合わせて休み、回復してから普段のケアに戻していきましょう。
水分補給は、医師から水分制限を受けている場合には、その指示を優先してください。
元気になったら、いつもの習慣を取り戻す
体調が回復したら、歯磨きや食事、規則正しい生活を少しずつ取り戻すことが大切です。
口の健康は、歯科医院に通うときだけ守るものではありません。毎日の小さな習慣の積み重ねが、歯と歯ぐきを守ります。
今回、3日間寝込んだことで、普段の健康が決して当たり前ではないと実感しました。体の調子が悪いときには、無理をせず、自分の体をいたわること。そして元気になったら、口のケアも大切にすること。
歯科医師として、あらためて伝えたいことです。
皆さんも、体調を崩したときは無理をせず、回復を第一に考えてください。毎日の口の健康は、元気なときも、そうでないときも、自分を大切にすることから始まります。

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