毎日歯を磨いているのに虫歯になるのはなぜ? 歯科医師40年が教える見落としがちな原因
毎日きちんと歯を磨いている。それなのに、歯医者で「虫歯があります」と言われた。
「磨き方が悪いのだろうか」「朝晩磨いているのに、どうして?」
そんな疑問を感じたことはありませんか。
実は、歯を毎日磨いていることと、虫歯を完全に防げることは同じではありません。
歯磨きだけでは防ぎきれない理由
虫歯は、口の中の細菌が糖分を利用して酸をつくり、その酸によって歯が溶かされることで進行します。
歯磨きは、虫歯の原因となる歯垢を取り除くために大切です。しかし、歯ブラシが届きにくい歯と歯の間や、奥歯の溝には、汚れが残ってしまうことがあります。
自分では磨けているつもりでも、毎日同じ場所に磨き残しがあれば、虫歯のリスクは高まります。
見落としがちな3つの原因
一つ目は、歯と歯の間の汚れです。歯ブラシだけでは十分に清掃できない場所があり、歯間ブラシやデンタルフロスが役立つことがあります。
二つ目は、食事や間食の取り方です。甘いものを一度に食べるか、少しずつ何度も口にするかによっても、歯が酸にさらされる時間は変わります。
三つ目は、唾液の働きです。唾液には、口の中の酸を中和し、溶けかけた歯の修復を助ける働きがあります。口が乾きやすい人は、虫歯のリスクにも注意が必要です。
40代・50代から気をつけたいこと
年齢を重ねると、歯ぐきが下がって歯の根元が見えやすくなることがあります。歯の根元は、歯の表面を覆うエナメル質がないため、虫歯になりやすい部分です。
「昔から同じように歯を磨いているから大丈夫」と考えず、今の自分の口の状態に合ったケアを見直すことが大切です。
フッ素入り歯磨き剤を適切に使い、歯と歯の間も清掃する。そして、定期的に歯科医院でチェックを受ける。こうした積み重ねが、将来も自分の歯で食べることにつながります。
歯磨きをしているからこそ、次の一歩を
歯磨きを続けていることは、決して無駄ではありません。
大切なのは、回数だけで安心せず、磨き残しや食習慣、唾液の状態にも目を向けることです。
歯科医師として長年診療に携わってきた経験からも、歯を守るためには、問題が起きてから対処するだけでなく、日頃から自分の口の状態を知っておくことが重要だと感じます。
今日の歯磨きから、歯ブラシが届きにくい場所を少し意識してみてください。
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歯ブラシだけでは届きにくい場所もケアしましょう
毎日丁寧に歯を磨いていても、歯と歯の間には歯垢が残ることがあります。
そこで取り入れたいのが、デンタルフロスです。歯ブラシと併用することで、歯ブラシだけでは清掃しにくい部分のケアに役立ちます。
また、虫歯予防にはフッ素配合の歯磨き粉を適切に使うことも大切です。
ご自身の歯並びや歯ぐきの状態に合った道具を選び、毎日のケアを見直してみてください。使い方や選び方に迷ったときは、歯科医院で相談することをおすすめします。
自分の歯をこれからどう守っていくのかを考えるためでもあります。
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