歯医者で「様子を見ましょう」と言われた歯、そのままで本当に大丈夫?
歯医者で「今は様子を見ましょう」と言われたことはありませんか。
痛みもないし、腫れてもいない。
だから「それなら、しばらく何もしなくていいんだ」と思ってしまう人もいると思います。
でも、歯科医師が言う「様子を見る」と、患者さんが考える「放っておく」は、少し違います。
歯に小さなひびが入っていたり、歯が欠けていたり、歯ぐきが少し下がっていたり、歯がわずかに動いていたりしても、痛みが出るとは限りません。
むしろ、痛くないからこそ、その変化を見過ごしてしまうことがあります。
私が歯科医師として長く診療してきて感じるのは、歯を失うというのは、ある日突然起こることばかりではないということです。
「少し欠けただけ」
「まだ痛くない」
「先生も様子を見ましょうと言った」
そうやって時間が過ぎているうちに、歯を支える環境が少しずつ変わっていることがあります。
では、「様子を見ましょう」と言われたら、何もしなくていいのでしょうか。
私は、そうではないと思っています。
大切なのは、次に何が起きたら受診すればいいのかを確認しておくことです。
痛みが出たらなのか。
歯がさらに欠けたらなのか。
歯が動くようになったらなのか。
歯ぐきが腫れたり、出血したりしたらなのか。
分からなければ、歯医者で聞いていいのです。
「この歯は、何を注意して見ておけばいいですか?」
この一言だけでも、歯との向き合い方は変わります。
「様子を見る」という時間を、ただ待つ時間にしないこと。
それが、今ある歯をできるだけ長く残すための大切な一歩だと思います。
痛くなってから考えるのではなく、痛くない今だからこそ、歯の変化に目を向けてみてください。
自分の歯をこれからどう守っていくのかを考えるためでもあります。
歯科医師40年の経験から、患者さんに本当に聞いてほしいことを「歯華家365」でさらに詳しく書きました
「12,460本の植毛と0.08mmの毛先が特徴のクラプロックス CS12460 ベルベット。歯科医師の視点から、歯ブラシ選びのポイントと特徴をわかりやすく紹介します。」
コメント
コメントを投稿